「例えばですが、金融機関のデリバティブ関運とかってどうなんでしょう?」「そうですね。Yさんが専攻していた数学のレベルによりますが、じゅうぶん可能性はあると思いますよ。一度、試してみますか?」本格的に転職活動を開始したYさんと我々はこんな会話をし、外資系金融機関のデリバティブ関連職種を中心にいくつかチャレンジしてみることにした。ただ、単なる興味本位では未経験の壁は突破できない。変化の激しい外資系金融機関で仕事をするには、それ相応の覚悟がいる。
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また、数学の知識をベースにすれば可能性があるといっても、基本的な金融知識がまるでないと、採用する側も熱意を感じてくれない。そこで我々は、Yさんに短期間で「勉強する」ように要望した。「もちろん、ちょっと勉強したからといって専門知識がついて即戦力とみなされるわけではないですけど、『勉強している』という事実が重要なんです。面接に臨んだときに、知識をひけらかす必要はありません。『勉強している』熱意を、最低限伝えるようにしてください」