認められたくて

2012.01.14

自分に対する上司の態度に疑問を感じたSさんは、転職活動を開始する。そのプロセスで見つけたものとは。三十三歳のSさんは、コンシューマ系サービス企業A社に勤めている。入社以来、営業畑が長かったが、その現場経験を買われて五年前から経営企画部門に配属され、その中枢として活躍している。仕事としては会社の経営計画の企画や立案、各種制度の整備、マーケティングと多岐にわたり、まさにA社内部では「余人を持って替え難し」と評されるほどの高い評価を受けていた。

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しかし、Sさんは転職を考えていた。理由はひとつだ。直属の上司とうまくいかないのである。いくら会社からの評価が高いといっても、Sさんとしては日々直接コミュニケーションを取る上司から評価されたいのである。が、上司の態度はある種突き放しているようにも見うけられ、「これは自分の仕事を認めてくれていないからだ」との認識を、Sさんは日々深めていった。仮にこの上司がいけ好かないヤツだったら、気にもならないかもしれないが、幸か不幸か上司はSさんを上回る高い評価を会社から受けているキレモノであり、プライベートにおいては大変な人格者であることをSさんも認めている。それだけに、仕事の場面での自分への接し方には、大きな不満を感じていた。





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